「北欧インテリアってどんなインテリアだろう」
「なんとなくのイメージはあるけど、合っているか不安…」
部屋を北欧インテリアに仕上げたいけど、
今一つどうしたらいいかわからない。
そんな人もいらっしゃるかもしれませんね。
北欧インテリアとは、
北欧地域で生まれたインテリアスタイルです。
冬の寒さや日照時間の短さゆえに、
「インドアで快適に過ごしたい、自然との調和を図りたい」
そんな思いの実現を目指して、作り上げられてきました。
一言でいうと、「居心地の良い空間に機能美が光る、落ち着いたトーンのインテリア」であり、
下記のような特徴があります。
・壁は基本的にホワイトやグレーの明るい配色にする ・配色する色は彩度の低いものを用いる ・床や家具に木調素材を取り入れる ・家具は実用的でシンプルなものを余白を取りつつ配置する ・ファブリック素材を取り入れて居心地の良さを演出する |
基本的には、上の5つを押さえることで、
北欧インテリアに仕上げられます。
とはいえ、「ポイントだけでは上手くできるか不安…」
という方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、
北欧家具・インテリア雑貨のプロである私たちエア・リゾームが、
コーディネートの実例や仕上げるポイントを、図や写真を交えてご紹介します。
【この記事を読んでわかること】
・北欧インテリアに仕上げるポイントが図や写真でわかる ・【図で比較】北欧インテリアと派生スタイルの特徴が一目でわかる ・コーディネート実例ごとにインテリアづくりのポイントを図を交えてご紹介 |
北欧インテリアにおすすめのアイテムもあわせてご紹介します。
最後まで読んでいただければ、
居心地の良いおしゃれな北欧インテリアに整えられるので、
ぜひ参考にしてくださいね。
- 1. 1. 北欧インテリアとは「居心地の良い空間に機能美が光る、落ち着いたトーンのインテリア」
- 2. 2.北欧インテリアは他のインテリアスタイルとの組み合わせも多い
- 3. 3. 北欧インテリアのコーディネート実例8選:おすすめアイテム付きでご紹介!
- 4. 4. 居心地の良い北欧インテリアに仕上げる5つのポイント
- 5. 5. 北欧インテリアにおすすめの家具
- 6. 6. 北欧インテリアをセンス良く整えるコツ3つ
- 7. 7. まとめ
1. 北欧インテリアとは「居心地の良い空間に機能美が光る、落ち着いたトーンのインテリア」
北欧インテリアとは、北欧地域の冬の厳しい環境下でも、
家族や友人と暖かく、居心地良く過ごせるようにと考え、
作り上げられてきたインテリアスタイルです。
日照時間が短い冬の期間、
インドアでホッと安らぐことができる空間づくりの工夫が見られます。
白やグレー、木調ブラウンで構成された落ち着いたカラーコーディネートに、
床や壁、家具に使われている木調素材から感じられる自然のぬくもり。
そこへファブリックの柔らかい印象が加わっています。
加えて、北欧スタイルの特徴として押さえたいのが、
実用性・機能性の高い家具ですね。
見た目の美しさだけでなく、
使い勝手が良いので、心身ともに休まり、
居心地の良さを与えてくれます。
概要を押さえて、「今すぐ北欧風の部屋を作りたい!」という方は、
下記の記事もぜひご参考ください。
2.北欧インテリアは他のインテリアスタイルとの組み合わせも多い
ここまでにお伝えした通り、
北欧インテリアは居心地の良い、落ち着いた空間です。
そのため、住まい作りの汎用性が高く、
ほかのインテリアスタイルとの相性が良いという特徴もあります。
代表的なものとして、次の3つのスタイルをご紹介します。
北欧とほかのスタイルを合わせると、
どのような感じになるのか見ていきましょう。
2-1. 北欧×ナチュラル
1つ目は、北欧にナチュラルテイストをプラスした
「北欧×ナチュラルインテリア」です。
ナチュラルテイストが混じると、
基本の北欧スタイルとどう違ってくるのか比較してみましょう。
基本的に明るい色調でまとめている点は同じです。
厳密にどこまでが北欧で、
どこからが北欧ナチュラルという区分はありませんが、図で示したように、
北欧インテリアと比べて、全体的な暖かみ、カジュアルさが増しています。
コーディネートのポイントは
「3-2.「北欧×ナチュラル」のコーディネート2選」にて、
実例とともにご紹介しますね。
こちらの記事では、
北欧ナチュラルインテリアに仕上げるポイントをもっと詳しく、
コーディネート実例を交えてご紹介しています。
「北欧ナチュラルインテリアに挑戦したい!」という方はぜひ、
あわせてご参照くださいね。
2-2. 北欧×モダン
2つ目にご紹介するのは、
北欧にモダンテイストを掛け合わせた
「北欧モダンインテリア」です。
北欧スタイルとの違いを図で比較してみましょう。
どちらも、ホワイトやグレーといった、
無彩色を中心に配色している点は共通しています。
違うのは、全体的なコントラストの強さですね。
北欧スタイルの場合、
明度はホワイトから濃いグレーまで幅がありますが、
彩度は全体的に落ち着いたトーンでまとまっています。
対して、モダン感が加わった場合は、
明度だけでなく、色の鮮やかさの
コントラスト差も幅広い傾向があります。
イエローやブルーといった、
ビビッドなアクセントカラーが配色されていることで、
空間のメリハリを強く感じるスタイルです。
コーディネートのポイントは
「3-3.「北欧×モダン」のコーディネート2選」にて
実例とともにご紹介しますね。
こちらの記事では、北欧モダンインテリアについて詳しくご紹介しています。
ぜひ、あわせてご参照くださいね。
2-3. 北欧×ヴィンテージ
3つ目は、北欧スタイルにヴィンテージ感をプラスした
「北欧ヴィンテージインテリア」です。
コーディネート例を並べて、違いを確認してみましょう。
壁はホワイトを中心に、
床は木調素材を採用している点は同じですね。
2つのスタイルが異なるのは、
主に使っている素材の種類です。
北欧インテリアは、木材やファブリック素材が中心で、
北欧ヴィンテージは比較的、ガラスや金属素材を多く取り入れています。
ヴィンテージ感をプラスするために、
アンティークな雰囲気のアイテムを使っているからです。
ナチュラルやモダンと比べると、写真のような
「木材+金属(主にブラック)」の異素材の組み合わせを取り入れるだけで、
ヴィンテージ感が出るので、割と仕上げやすいスタイルといえます。
コーディネートのポイントは
「3-4. 「北欧×ヴィンテージ」のコーディネート2選」
にて実例とともにご紹介しますね。
3. 北欧インテリアのコーディネート実例8選:おすすめアイテム付きでご紹介!
基本的な北欧インテリアの特徴や、
代表的な3つのスタイルを確認したところで、
各スタイルのおおよそのイメージを掴めたのではないでしょうか。
続いてはコーディネート実例を挙げて、
具体的にどう北欧インテリアに仕上げているのか、
ポイントとともにご紹介していきます。
各スタイルに合ったおすすめのアイテムもご紹介しますので、
ぜひあわせて参考にしてくださいね。
3-1. 基本の北欧スタイルコーディネート2選
まずは、基本的な北欧スタイルのコーディネートを2つご紹介していきます。
・壁に白とグレーを用いてメリハリを付けたリビング ・白を中心に明るくまとめた清潔感のあるダイニング |
▼▼▼
基本の北欧スタイルにおすすめの家具は、
のちほど種類別にご紹介します。
「先におすすめが知りたい」という方は、
以下のリンクからチェックしてみてくださいね。
3-1-1. 壁に白とグレーを用いてメリハリを付けたリビング
1つ目は、北欧スタイルの基本がよくわかるコーディネートです。
インテリア全体の色の彩度は控えめで、
壁はホワイトやグレーをあわせた落ち着いた雰囲気を漂わせます。
床は白っぽく、家具もホワイトやグレーの配色割合が多いため、
小物やラグでブラウンを足して、バランスよく整えられています。
観葉植物の配置と合わせて、自然な暖かみを感じますね。
インテリアづくりのポイントとして真似したいのは、
白壁の一部にグレーを用いて、単調にならないようメリハリを付けている点です。
そのほか、壁面が広くなり過ぎないよう、
壁にファブリック素材の装飾や、絵画を飾っています。
インテリアづくりのPOINT! ・全体の配色の彩度は控えめにまとめる ・ブラウンや木調素材、観葉植物を取り入れると、自然な暖かみがプラスできる ・壁の配色を部分的に変えると、空間にメリハリが付く ・壁が広すぎるなら、絵画など壁装飾を用いる |
リビングの作り方については、下記の記事で徹底的に解説しています。
ぜひ、ご参考ください。
3-1-2. ホワイトを中心に明るくまとめた清潔感のあるダイニング
2つ目は、グレーの配色をかなり控えめにしたダイニングコーデです。
キッチン周りやダイニングは
グレーを少なくしてホワイトを目立たせ、
明るさや清潔感を際立たせるのも、
住み心地の良さの演出につながるでしょう。
絵画やラグ、画面奥のテーブル脚には、
アクセントとしてブラックが配色されています。
インテリアづくりのポイントして、
ブラックは使いすぎないようにご注意ください。
使いすぎると、モダンな印象が強い
モノトーンコーデとなってしまうため、
部分的に使う程度に納めたほうが無難です。
「モノトーンの配色が好きだけど北欧感をきちんと出したい」という場合は、
実例のように木調ブラウンを足しましょう。
自然の暖かみがプラスされるので、
モダンではなく、「北欧スタイル」に整えられます。
インテリアづくりのPOINT! ・白を中心にすると明るさ&清潔感に特化した北欧スタイルに ・ブラックを使う場合はワンポイント程度に抑えよう ・モノトーンな北欧スタイルにしたいなら、木調ブラウンを必ずプラスしよう |
\こちらのコーデもおすすめ/
《ナチュラル×ダイニング》シンプルですっきりとした印象と柔らかい風合い
3-2.「北欧×ナチュラル」のコーディネート2選
続いては、北欧スタイルに
ナチュラルテイストを足したコーディネートを2つご紹介します。
・自然素材や装飾品でカジュアルさを足したワンルーム ・ファブリックで柔らかさと暖かみを演出したベッドルーム |
3-2-1. 自然素材や装飾品でカジュアルさを足したワンルーム
こちらは、自然素材のアイテムや装飾品を
こまごまと配置して、カジュアルさをプラスし、
ナチュラルっぽく仕上げたコーディネートです。
照明のデザインの不揃いさや高低差、
模様の入ったラグやクッション、
コンパクトな小物が部屋のところどころに点在していることで、
全体的に賑やかな雰囲気が感じられます。
整然として落ち着いた感じではなく、
「適度な生活感があって居心地が良い」
といった印象を受けますね。
配色や家具の配置は、北欧の基本スタイル通りです。
配色はホワイトを中心に明るく、
彩度は低めの統一を図っており、
壁や床の余白がほど良く残っているので、
動線上の居心地の良さも感じられます。
インテリアづくりのPOINT! ・あえて不揃いな配置しにしたり、点在させたりするとカジュアルさアップ ・自然素材を多く取り入れるとカジュアルさアップ ・白を中心に明るく、彩度は低めの配色でまとめよう・壁や床の余白は適度に残す |
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消臭アーティフィシャルグリーン 【ハンギングタイプ】価格: 2,860 円(税込)
3-2-2. ファブリックで柔らかさと暖かみを演出したベッドルーム
こちらのコーディネートも、
ホワイトを基調に明るくまとめています。
インテリアのポイントとして着目したいのが、
ファブリックを多く取り入れている点ですね。
淡いグレーのベッドに、
ホワイトのふんわりしたクッションや、
ベージュのブランケットが置かれ、
足元のテーブルには暖かそうなファーがかかっています。
寒い冬を暖かく過ごすイメージから連想して、
ファブリックのある風景は居心地の良さを演出してくれるでしょう。
明るい木調ブラウンのテーブルや、
観葉植物の自然な風合いとあわせることで、
ナチュラルっぽさを感じる北欧インテリアに仕上がっています。
インテリアづくりのPOINT! ・ファブリックを贅沢に取り入れて居心地の良さを演出する ・明るいブラウンと合わせるとカジュアルさアップ |
3-2-3. ナチュラル寄りの北欧インテリアにおすすめのアイテム
ナチュラル寄りの北欧インテリアのおすすめアイテムは、下記の通りです。
ソファは丸みのあるコンパクトサイズが可愛らしさを演出しやすいでしょう。
木調家具は明るい色で統一すると、ナチュラル感のある北欧スタイルに仕上げやすいです。
3-3.「北欧×モダン」のコーディネート2選
続いては、北欧スタイルにモダンテイストをかけ合わせた
コーディネートを2つご紹介します。
・ホワイトと濃いグレーのコントラストがクールな印象を与えるリビングダイニング ・鮮やかな色のアクセントでメリハリをつけたリビングダイニング |
3-3-1. ホワイトと濃いグレーのコントラストがクールな印象を与えるリビングダイニング
「北欧にモダンっぽさをプラスしたい」という場合は、
こちらのコーディネートのように、
グレーを濃いめにして、ホワイトとの差を付けると良いでしょう。
コントラストがはっきりしていると、
メリハリが生まれるとともに、
モノトーンの冷たい印象が強まり、
モダンな雰囲気が出るからです。
逆にいえば、それだけでモダンっぽくなりやすいので、
グレーを濃くする以外は北欧スタイルの基本に忠実に
インテリアづくりをしたほうが良いでしょう。
アイテムの色にまで濃いグレーやブラックを使うと、
モダンに傾き過ぎてしまう恐れがありますので、
家具は実例のようにホワイトや明るいグレー、
木調ブラウンで揃えることをおすすめします。
インテリアづくりのPOINT! ・壁のグレーを濃くするとモダン感アップ ・家具やアイテムには濃いグレーやブラックはなるべく使わない |
3-3-2. 鮮やかな色のアクセントでメリハリを付けたリビングダイニング
もう一つは、差し色の彩度を高くすることで、
モダン感を出したコーディネートです。
1つ目は濃いグレーを用いてコントラストを付けていましたが、
こちらは鮮やかな黄色やブルーを使って、無彩色との差を出し、
メリハリをつけています。
こちらも注意点は同じで、
モダンにし過ぎないことが大切です。
実例では、「ホワイト+明るいグレー」に、
彩度の高い差し色を使っていますが、
明るいグレーを濃いグレーやブラックにするのは避けましょう。
また、彩度の高い色を使いすぎると、
北欧の落ち着いた雰囲気を薄れさせてしまう恐れがあるので、
「メインの家具にだけ使う」「小物だけに使う」と、
部分的に取り入れてくださいね。
インテリアづくりのPOINT! ・鮮やかな色を差し色にするとモダン感アップ ・ホワイトとともにベースにするのは、濃いグレーやブラックではなく明るいグレーにする |
3-3-3. モダン寄りの北欧インテリアにおすすめのアイテム
北欧インテリアにモダンっぽさを加えたいなら、
下記のアイテムがおすすめです。
基本は木調が良いですが、
部分的に金属のブラックを取り入れるのも良いでしょう。
木調ブラウンは濃いめを採用すると、
シックで落ち着いた雰囲気に仕上がりやすいです。
2.5Pデザインソファ LUSIO(ルシオ) 30,990 円(税込) | イームズ シェルチェア DSR 8,490 円(税込) | |
昇降式カフェテーブル 9,429 円(税込) | バーチェア Tuole(テュオレ) 9,290 円(税込) | |
3灯スタンドライト manis(マニス) 7,999 円(税込) | 収納付き 丸型サイドテーブル simon(シモン) 11,157 円(税込) |
「グレーっぽいアイテムを多く取り入れたい…」という方は、
下記の記事もぜひご参考ください。
3-4. 「北欧×ヴィンテージ」のコーディネート2選
最後に、北欧スタイルにヴィンテージ感を足した
コーディネートを2つ見ていきましょう。
・金属やガラスなどの無機質な素材を取り入れたダイニング ・深みのある色調で配色しアンティーク風の雰囲気を演出したダイニング |
3-4-1. 金属やガラスなどの無機質な素材を取り入れたダイニング
まずこちらは、
金属やガラスなどの無機質な素材感を取り入れ、
インダストリアル(工場的)でカッコいい
ヴィンテージ感を出したコーディネートです。
特に、中央の「木調ブラウン+金属ブラック」の組み合わせは、
ヴィンテージ風の雰囲気を出すのにぴったりといえます。
光源がむき出しになった照明も雰囲気づくりに役立ちます。
基本的には、
上記のようなアイテム・素材をインテリアの一部に取り入れるだけで、
北欧スタイルをヴィンテージ風に整えられるでしょう。
ブラックが入るので、配色は白を中心に、
グレーを入れるなら明るい色を採用したほうが良いですね。
「居心地の良い明るさ」を失わない程度に、
空間全体の明るさに気を付けて配色することが大切です。
インテリアづくりのPOINT! ・ガラスや金属素材を取り入れるとヴィンテージ感アップ ・「木調ブラウン+金属ブラック」の組み合わせを取り入れるとヴィンテージ感アップ ・配色はホワイトを中心に明るさを調節する |
3-4-2. 深みのある色調で配色しアンティーク風の雰囲気を演出したダイニング
こちらのコーディネートでは、
全体的に静かで落ち着いた、
アンティーク風の雰囲気を感じます。
画面奥のカーテンは濃いグレー、
手前のダイニングセットは深みのあるブラウンといったように、
家具やアイテムの色の明度を下げているからです。
また、全体的な彩度が低くまとまっている点も、
ヴィンテージ感を引き出しているポイントといえます。
彩度の低さが、時間の経過で色褪せたようなイメージを想像させるからでしょう。
注意点として、家具やアイテムの明度を下げる場合、
周りの配色も暗くすると北欧の明るい雰囲気を失う可能性があります。
実例のように、壁や床は明るくして、「全体を暗くしない」ことを、
インテリアづくりのポイントとして押さえておきましょう。
インテリアづくりのPOINT! ・家具やアイテムの明度を下げるとヴィンテージ感アップ ・褪せた色の木調家具を使うとヴィンテージ感アップ・全体を暗くしない |
3-4-3. ヴィンテージ寄りの北欧インテリアにおすすめのアイテム
北欧インテリアにヴィンテージ感をプラスするには、
下記のアイテムがおすすめです。
アイテムの明度を下げて、
深みのあるカラーを配色すると、
アンティークな雰囲気が出やすくなります。
レザー素材を使ったアイテムもおすすめですよ。
4. 居心地の良い北欧インテリアに仕上げる5つのポイント
コーディネート実例を確認したところで、
続いては、北欧インテリアに仕上げるにはどうすれば良いのか、
ポイントを解説していきましょう。
居心地の良い部屋に整えるには、次の5つのポイントがあります。
・4-1. 壁は基本的にホワイトやグレーの明るい配色にする ・4-2. 配色する色は彩度の低いものを用いる ・4-3. 床や家具に木調素材を取り入れる ・4-4. 家具は実用的でシンプルなものを余白を取りつつ配置する ・4-5. ファブリック素材を取り入れて居心地の良さを演出する |
4-1. 壁は基本的にホワイトやグレーの明るい配色にする
まず押さえておきたいポイントとして、
壁は基本的にホワイトや明度の高いグレーを配色します。
光を反射しやすいため、室内を明るく見せられるからです。
北欧地域の冬の、日照時間の短さに対する工夫ですね。
外は暗いけれど、家のなかの雰囲気を明るく保つことで、
居心地良く過ごせます。
基本的にはホワイトを用いて、
一部分に「3-1-1. 壁に白とグレーを用いてメリハリを付けたリビング」のようなグレーや、
彩度が低い有彩色を用いてメリハリを付けることもあります。
グレーを使えばクールなすっきりとした印象に仕上がりますし、
有彩色を用いれば、華やかでカジュアルな雰囲気をプラスできるでしょう。
「3-3-1. ホワイトと濃いグレーのコントラストがクールな印象を与えるリビングダイニング」
でご紹介した通り、濃いグレーを配色すると、
ホワイトとグレーにコントラストが生まれ、
モダンっぽさが強くなります。
有彩色を使うとポップな印象につながるので、
北欧ナチュラルに近づくでしょう。
4-2. 配色する色は彩度の低いものを用いる
2つ目に、使う色はなるべく彩度の低いもので統一します。
北欧インテリアは、落ち着いた、
居心地の良い空間づくりを基本としているからです。
壁は、「4-1. 壁は基本的にホワイトやグレーの明るい配色にする」
で説明した通り無彩色が中心ですね。
木調の床なら、彩度が低めのブラウンを合わせましょう。
有彩色でおすすめなのが、
やや灰がかった「くすみカラー」や「北欧カラー」です。
彩度が落ち着いているので、
北欧スタイルの落ち着いた雰囲気に良く馴染みます。
「3-3-2. 鮮やかな色のアクセントでメリハリをつけたリビングダイニング」でお伝えした通り、
彩度が高くなると、無彩色とのコントラストが付きます。
モダンっぽさが強まる点にご注意くださいね。
4-3. 床や家具に木調素材を取り入れる
3つ目に、床や家具に木調素材を取り入れましょう。
自然の暖かみを取り入れることで、
北欧地域の生活スタイルが目指す
「自然との調和」を演出できるからです。
特におすすめなのが、
木の風合いを感じられる天然木(無垢材)を用いることです。
色味は下記のように、
赤みの少ない(彩度が高くない)ものが合わせやすいですね。
彩度が低ければ、明るさ(明度)は好みで選んでも大丈夫です。
ただし、配置する家具の色味を合わせないと、
統一感のないちぐはぐな印象を受けやすいので、
彩度や明度が似た家具を揃えましょう。
木調ブラウンの明るさは、 自分の好みのスタイルで選ぶと良いでしょう。 ナチュラルな雰囲気が好きなら明るいブラウンですし、 モダンっぽさやヴィンテージ感を出したいなら濃いブラウンがおすすめです。 \同じ商品でもブラウンの明るさで印象がガラッと変わる/ 価格:1,486 円(税込) |
4-4. 家具は実用的でシンプルなものを余白を取りつつ配置する
4つ目のポイントとして、
家具は実用的でシンプルなデザインのものを選び、
壁や床の余白に気を付けながら配置しましょう。
北欧インテリアは、
居心地の良い住まいの実現を目指したスタイルですから、
見た目だけではない機能美のある家具を取り入れることが多いからです。
そして、いくら選ぶ家具が機能的でも、
余分な家具を配置して生活動線を邪魔したり、
狭苦しくなったりすれば、「居心地が良い」とはいえないからです。
無駄を極力省き、
生活する上で使い勝手が良くなるようデザインされた家具は、
自然と直線や曲線が美しいシルエットになります。
そうした機能美のある家具をスペースに余裕をもって配置することで、
北欧スタイルの落ち着きがある、すっきりと整った雰囲気に仕上げられるのです。
家具のシルエットが直線的か、曲線的かによって、 インテリアに与える印象が異なります。 直線的で角ばっていると「モダン」な雰囲気に、 丸みがあるデザインだと可愛らしさが出るので、 ナチュラルな雰囲気を出すのにぴったりです。 |
4-5. ファブリック素材を取り入れて居心地の良さを演出する
最後のポイントは、ファブリック素材を取り入れることです。
織物や編み物(ニット)以外に、ファー(毛皮)も良いですね。
ふんわり柔らかな風合いが加わると、
暖かで優しい、居心地の良い空間を演出できるからです。
カーテンやクッションなど小物類のほか、
上の図のように座り心地の良さそうなソファを置いたり、
手触りの良いラグを敷いたりするのがおすすめです。
「3-2-1. 自然素材や装飾品でカジュアルさを足したワンルーム」でお伝えしたように、
ラタンや草編みなど、網目の大きいものを用いると、
ナチュラルな雰囲気が出やすくなります。
シックなモダン感をプラスするなら、
上品さや高級感のあるファーを取り入れてみると良いでしょう。
5. 北欧インテリアにおすすめの家具
ここまで、北欧インテリアの作り方のポイントをお伝えしてきました。
「こんな部屋に仕上げたい」というインテリアのイメージが固まってきて、
「早く部屋を整えたい!」とうずうずしてきた方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここからは更にインテリアづくりを進められるように、
北欧スタイルにぴったりの家具をご紹介していきましょう。
各商品名のリンクから直接「商品詳細」ページに飛べますので、
ぜひ参考にしてくださいね。
私たちエア・リゾームは、
北欧家具や北欧インテリアを中心に扱う専門店です。
他にも魅力的なアイテムが続々入荷中です!
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5-1. ソファ
北欧インテリアには、シンプルですっきりとした
デザインのソファが合わせやすいでしょう。
カラーはグレーや、下記のおすすめのようなブルーなど、
無彩色や北欧カラーがしっくりきます。
▼▼▼
おすすめのソファとして、次の3つをご紹介します。
2Pデザインソファ Bailey(ベイリー) | ||
25,990 円(税込) | ||
幅131×奥行77×高さ71cm | ||
北欧ファブリック デザイン Parsonal Chair(パーソナルチェア) | ||
26,086 円(税込) | ||
幅65×奥行70×高さ95cm | ||
ウッドフレームカウチソファ Emma(エマ) | ||
34,990 円(税込) | ||
ソファ:約幅130×奥行70×高さ70cm オットマン:約幅50×奥行70×高さ37cm |
5-2. ベッド
北欧スタイルには、木調のベッドを合わせましょう。
床全体が木調など、ブラウンの配色割合が大きいなら、
下のおすすめに紹介しているような、
ホワイトカラーのフレームを使うと空間によく映えます。
落ち着いた雰囲気にしたいなら、深めのブラウンを選びましょう。
▼▼▼
おすすめのベッドとして、次の3つをご紹介します。
天然木無垢材すのこベッドシングルタイプ | ||
13,829 円(税込) | ||
幅98×奥行200×高さ9.5〜33cm | ||
木目調ローベッド Miley(マイリー)フレームのみ | ||
20,554 円(税込) | ||
約幅97×奥行208×高さ37cm | ||
桐すのこベッド cube(キューブ) | ||
46,090 円(税込) | ||
幅幅98.5×奥行210×高さ70cm |
5-3. テーブル
北欧インテリアに合わせるテーブルは、
木目の美しい木調のものがおすすめです。
ブラウンの明るさは、
ほかの家具と色味と統一さえできるなら、
好みで決めて問題ありません。
「ガラス+木材」のものを取り入れると、
空間の明るさを際立たせるだけでなく、
抜け感が合って空間を広く見せる効果も期待できますよ。
▼▼▼
おすすめのテーブルとして、次の3つをご紹介しますね。
coln(コルン) | ||
15,999 円(税込) | ||
約幅110×奥行48×高さ37cm | ||
ガラストップ リビングテーブルCAROL(カロル) | ||
28,914 円(税込) | ||
約幅110×奥行50×高さ38cm | ||
Liberia(リベリア)テーブル単体 | ||
54,843 円(税込) | ||
幅120-155×奥行80×高さ72cm |
北欧のカフェテーブルやデスクにも、お洒落なものが多数あります!
下記の記事もぜひご参考ください。
5-4. 椅子
北欧インテリアに用いる椅子は、機能美があるものがおすすめです。
装飾はなるべく少ないほうが、
シルエットの直線・曲線が映えるため、
シンプルなデザインを選ぶと良いでしょう。
▼▼▼
おすすめの椅子として、次の3つをご紹介します。
イームズチェア Eames RARアームシェルタイプ | ||
10,295 円(税込) | ||
約幅62.5×奥行69×高さ69cm | ||
Liberia(リベリア)チェア単体 | ||
18,779 円(税込) | ||
幅41×奥行51×高さ82cm | ||
SEVENCHAIR(セブンチェア) | ||
24,357 円(税込) | ||
約幅50×奥行52×高さ79cm |
「デザイン性だけでなく、座り心地の良い椅子が欲しい…」
北欧の椅子については、下記の記事もぜひご参考ください。
5-5. 照明
北欧インテリアには、
すっきりとしたシルエットの照明がしっくりきます。
デザインはシンプルで、
木調素材を組み合わせたものだと全体の統一感が出やすくなります。
照明は面積が小さいので、
ワンポイントにしやすいアイテムですから、
北欧カラーやパステルカラーなど、
アクセントカラーを配色するのもおすすめですよ。
▼▼▼
おすすめの照明を3つご紹介しますね。
北欧ペンダントライト GiGi(ジジ) | ||
5,999 円(税込) | ||
約幅39.5×奥行39.5×高さ25cm | ||
スタンドライト PiENi(ピエニ) | ||
9,280 円(税込) | ||
約幅27×奥行27×高さ160cm | ||
4灯シーリングライト Mercy(マーシー) | ||
10,890 円(税込) | ||
約幅86.5×奥行18×高さ32.5cm |
北欧の照明については、下記の記事もご参考ください。
5-6. ラグ
北欧インテリアにおすすめのラグは、シンプルなもの、
北欧らしい幾何学模様の入ったものがおすすめです。
色は白やグレー、彩度の低い色を用いると、空間に馴染みやすいでしょう。
▼▼▼
おすすめのラグを3つご紹介しますね。
LEMARI(リマリ) | ||
4,447円~11,707円(税込) | ||
90×185cm185×185cm200×240cm | ||
北欧デザイン幾何学柄ラグ Fiore(フィオレ) | ||
7,340 円(税込) | ||
185×185cm | ||
高機能シンプルデザインラグ エクリュ | ||
19,390円~29,755 円(税込) | ||
130×190cm190×190cm190×240cm |
北欧のラグについては、下記の記事もぜひご参考ください。
6. 北欧インテリアをセンス良く整えるコツ3つ
北欧インテリアは、
インテリアのなかでも人気が高く、
知名度が高いスタイルです。
よく知られているからこそおしゃれに仕上げて、
家族や友人に
「北欧スタイルってこんなに素敵なの?!」
「真似したい!」
といわれたいですよね。
そこで最後に、北欧インテリアを
センス良く整えるコツを3つご紹介します。
6-1. 照明を使って暖かみと奥行きを演出する
北欧インテリアは白やグレーなど無彩色をベースに配色するため、
見方を変えれば「変化に乏しく退屈」な印象を受けるかもしれません。
そこで、よりハイセンスに仕上げるコツとして工夫したいのが、照明の使い方です。
照明を使うことで、単調な無地の壁に陰影が付き、暖かみと奥行きを演出できます。
照明の色味は、上の写真のように暖色系を用いると空間に暖かみが増すので、
リビングや寝室などリラックスしたいスペースに使うのがおすすめですね。
ダイニングは清潔感を印象付けるため、
白系で照らすと明るさが際立って良いでしょう。
6-2. 観葉植物を取り入れて自然のぬくもりをプラスする
北欧のライフスタイルでは、
インテリアに観葉植物を取り入れて、
豊かな自然との調和を楽しみます。
「もう少し空間に変化がほしい」という場合は、
観葉植物をアクセントに利用してみましょう。
配置する種類は、鉢植えや寄せ植え、多肉植物の小さなものから、葉っぱが大ぶりの植物まで、割となんでもよく馴染むので、好みで選んで大丈夫です。
ただし、鉢カバーなどはインテリアの色味や素材感と統一しましょう。
オーガニック素材をプラスすると北欧ナチュラルに馴染みやすく、
白やグレーなど無彩色を使うと北欧モダンな印象に仕上がりやすいです。
6-3. 有彩色のポイント使いで空間にメリハリを付ける
インテリアにメリハリを付けるには、
「4-2. 配色する色は彩度の低いものを用いる」で解説した、
くすみカラーなどの有彩色をポイント使いするのも方法の一つですね。
壁装飾や小物など、
面積の小さいアイテムに配色すると、
北欧の落ち着いた雰囲気を保ちつつ、
無彩色とのコントラストを演出できます。
上の例では、白壁に淡いブルーが入ることで、
無地の退屈感が抑えられています。
\広く単調な壁にはウォールステッカーも/
価格:3,190 円(税込)
使うアイテム数は少なめに、 手っ取り早く「北欧っぽさ」を出したいなら、 北欧カラーに「幾何学模様」を合わせたアイテムを取り入れると良いでしょう。 1つ取り入れるだけで、インテリアの雰囲気が変わりますよ。 |
7. まとめ
この記事では、北欧インテリアのコーディネート実例を挙げ、
居心地の良い北欧インテリアに仕上げるポイントをご紹介しました。
最後に、記事の内容を振り返りましょう。
【北欧インテリアに仕上げるポイント】
・壁は基本的にホワイトやグレーの明るい配色にする ・配色する色は彩度の低いものを用いる ・床や家具に木調素材を取り入れる ・家具は実用的でシンプルなものを余白を取りつつ配置する ・ファブリック素材を取り入れて居心地の良さを演出する |
基本的には、上記5つのポイントを押さえれば居心地良く仕上げられますが、
さらにセンス良く整えるには、次の3つのコツも重要です。
【北欧インテリアをセンス良く仕上げるコツ】
・照明を使って暖かみと奥行きを演出する ・観葉植物を取り入れて自然のぬくもりをプラスする ・有彩色のポイント使いで空間にメリハリを付ける |
ポイントとコツを踏まえて、
おしゃれで快適な北欧インテリアを整えましょう。
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